Windows PC から MAC に RDP し、Key をうまく Mapping する術

この歳(五十半ば)になって初めてMACを勉強することなったのは自身驚き。仕事場のスペースが限られており、Windows環境とMAC環境、それぞれのスクリーンとキーボードを別個に置くスペースは無い。Windows環境が主であることには変わりないので、MACはRemoteで操作したい。macOSにはVNCが標準装備されているが、どうも好きになれない。実際に使ってみたが、やはりもたつき感。ということで、RDPで MAC を操作できないかと思い標題となった。

macOSは無論 RDP はサポートしていないので、3rd party を探すが、これが意外とプロダクトが少ない。MACから RDP で Windows を操作するクライアントは、Microsoftが無料提供しているし、他にも山ほどプロダクトが存在するが、漸くたどり着いたのが NuoRDS
なんだかそっけないWebサイトだが、Free Trialがあるので早速インストール。すんなり動作した。やはりVNCよりも何かと画面の動きがスムースで良い感じ。ここまでは順調に進んだが、問題はキーのマッピングであり、ここから本題となる。

macOS自体に Comand と CTRL キーを入れ替える機能があり、また 3rd party のkey mapper も充実している(Karabiner 等)。これらは全て物理的に接続されているキーボードではうまく動作してくれるが、リモート操作の場合、設定したマッピングは全く効いてくれないことが判明。しかも悪いことに、私の愛用するキーボードには Windows key が存在しない。古い重いでかい、IBM の化石のようなキーボードなのである。

かなり調べたつもりだが、どうにも解決できないので、様々なケースをスタディーされているであろう NuoRDSのサポートに泣きついてみた。なんと30分後にビシッとした回答を頂戴し、これにて解決に至った、ありがたや。これは全てMAC側の設定で解決できる問題なのであった。System Preference から Keyboard を選択。Modifier Keys... は何十回も設定してみたが前述のとおりリモートアクセスの際には効かない。ここではなくて、

  • Shortcuts タブをクリック
  • 左の一覧で App Shortcut をクリック
  • 右で + をクリック、ポップアップが表示される
  • All Application を選択しておき、Menu Title に Copy と入力。Keyboard Shortcut をブランクにしておいてから Ctrl キーを押し続けながら C を押す。
  • Add をクリック。
これにて、Ctrl + C が(ほぼ)全アプリで "Copy" という意味を持つことになる。更に良く使う shortcut を続けて追加する。




めでたしめでたしとなり、いざ本命である Visual Studio for MAC を操作してみたら、上の設定が全く効いていない。愕然としたが、気をとりなおして、VS には独自の key mapper があるはずだとあちこち調べたらあった!

  • Menu の Visual Studio Community をクリック
  • Preferences をクリック
  • 左の一覧でEnvironment / Key Bindings をクリック
  • Search boxで copy とタイプ
  • Edit / Copy をクリック
  • 下部の Edit Binding を一度ブランクにしておいてから Ctrl キーを押し続けながら C を押す。^C と表示されるので Apply をクリック。
  • cut / paste 等も同様に設定して、OK をクリック。
  • 新たに設定した mapping が他のものと重複することがあるが、その解決は簡単、重複している他のもののキーマッピングを変えれば良い。

これにて快適な開発環境ができあがった。しばらく Xcodeだとか Xamarin という聞いただけでも恐ろしい世界にいざっ。

コメント

このブログの人気の投稿

HiddenFor 要注意

SPA を IIS から流す際の ASP 側のルーティング

Jest の テスト・スクリプトをデバッグする術